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​青蓮(しょうれん)について

 西圓寺境内には大日比三師法洲上人により西圓寺にもたらされた青蓮(県指定天然記念物)があり、多くの人々の信仰を集めています。

 青蓮とは浄土三部経のひとつ『仏説阿弥陀経』に説かれる4つの極楽に咲く蓮(青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 )の1つであり、その読み方は「しょうれん」です。また、山口県のこの地域一帯では「せいれん」とも呼ばれています。​

【西圓寺よりお知らせ】

①青蓮を「アオバス」と呼ぶのは誤りです。

 山口県による天然記念物の指定名【西円寺のアオバス】というのは、当時、これを指定名とした担当者の名付けたものであり、現在、西圓寺は県に対し修正を求めています。また、品種名としてもアオバスというものはありません。

②青蓮は信仰の対象で有り、西圓寺檀信徒及び参拝者が修行の一環として「南無阿弥陀仏」のお念仏と共に浄土を観想するために観覧するものです。

 目的の1つに観光があるのは結構ですが、青蓮は多くの者の信仰の対象であると言うことを留意して頂かなくてはなりません。観覧の際は事前に西圓寺までご連絡下さい。

③青蓮は西圓寺及び檀信徒の手により、維持管理され、定期的な植え替え作業、鉢分け、日照調整、排水計画など多くの労力と時間の下、開花を迎えます。

 この作業も因果応報を知るための修行であり、開花を見る者への回向(自身の功徳を他者へ回し向ける)の精神を大切にしたものです。美しい青蓮の花を拝むことが叶うのも作業をした方々による見えざる回向の精神のおかげなのです。青蓮を拝する時は是非、感謝の気持ちを大切に手を合わせて御十念(十遍のお念仏)を申して頂きたいと思います。

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